出産について
出産という待ちわびていた瞬間を妊産婦さんとそのご家族が安心して迎えられるよう、
24時間体制による万全のサポートと経験豊富な医師・助産師・看護師が
最良の医療が提供できるように連携を密にして日々研鑽を積んでいます。
バースプランを立てましょう
(PLANNING)
妊娠中にバースプランを書いて頂き、妊婦さんの意思を尊重したサポートを行っています。
分娩に際してこうしてみたいという希望があればバースプランにご記入ください。
計画分娩や無痛分娩、陣痛中にしたいことなどを書き出してみて下さい。
母体と新生児の安全が最優先ですので、必ずしもバースプラン通りにならないこともありますが、妊娠期間中に、バースプランについて助産師と一緒に考えてみましょう。
バースプランには産後の授乳の希望についてなども記入していただき、お産の後もしっかりとサポートします。
当院での出産スタイルについて
「バースプラン」を考える時に重要となってくるのが「出産スタイル」の選択です。
一昔前までは一般的でなかった出産スタイルが当たり前のものとなるなど、選択の幅が拡がっています。
そのためどんな出産スタイルがあるのかを予め知って、ご自身の満足できる出産やライフスタイルに合ったお産を選びましょう。
ここでは、数ある出産スタイルの中から、代表的なものをピックアップしました。
それぞれの特徴、メリット・デメリットなどを知り、「自分らしい出産」のプランと病院選びにお役立てください。
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- 自然分娩
- 陣痛の始まりから出産まで自然の経過で待つ方法です。
陣痛が始まる、または破水したら入院になります。
経過が順調であれば出産をした日を0日目として4日目に退院となります。
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- 計画分娩
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入院日をあらかじめ設定し、その日に陣痛促進剤などの医療介入を行う出産スタイルです。上のお子さんのお世話などご家庭の事情でスケジュールを優先したい方や、立ち合い出産を必ず実現したいと思われている方に適しています。
- 【利点】
- 入院、出産の日をコントロールすることができます。また人手の多い時間帯に出産となる場合が多いので異常や合併症に対して迅速に対応できます。
- 【注意点】
- 予定された日よりも早く陣痛や破水が起きた場合は自然分娩となります。入院した日に出産するとは限りません。入院日に生まれない場合は1日単位で入院料が加算されます。
- 【入院日の決め方】
- 産科学的判断のもとに分娩日を決定します。現在までの妊娠経過、過去の分娩の情報を検討します。妊娠36週以降、検診の時に内診所見と胎児の状態を総合的に判断して、お産の準備状態が整う時期を予測し、日にちを決めます
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- オンデマンド無痛分娩
- 自然に陣痛が起こるのを待って、分娩が始まってから硬膜外麻酔を行う出産スタイルです。
痛みに不安はあるものの自然に赤ちゃんが出てくるタイミングを待ちたい方や、分娩日を決めることに抵抗感のある方などに適しています。
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- 計画無痛分娩
- 出産日をあらかじめ設定し、分娩時の痛みを麻酔等によって緩和する出産スタイルです。陣痛をモニタリングしながら麻酔を開始することができるため、痛みに対して不安が強い方や、よりリラックスをしてお産に臨みたい方に適しています。
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- 帝王切開
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予定帝王切開、リピート帝王切開、緊急帝王切開があります。
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- フリースタイル分娩
- 分娩台で仰向けになって出産するのではなく、和室の畳の上で、四つん這いやしゃがむ、寝転ぶなど、妊婦さんが一番楽で自由な姿勢で出産することをフリースタイル分娩といいます。 最初からどのような姿勢で産むか決める必要はありません。陣痛が強くなりいよいよ分娩となったときに、もっともいきみやすいと感じる姿勢で出産していただきます。
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- 立ち合い出産
- 当院では自然分娩の立ち合い分娩を推奨しています。
立ち合いができるのは旦那さんもしくはパートナーの方のみとなります。
立ち合いをご希望される場合はバースプランに記入しておきましょう。
帝王切開でも緊急の場合をのぞき、立会いが可能です。
赤ちゃんと一緒の幸せな時間を
過ごしていただけるように
新しい生命の誕生の喜びと幸せのときを快適に迎えていただける診療に努めています。
産後の入院プログラム
分娩後は必要な処置を行い、状態が安定するまでLDRでお休みいただきます。
状態によってはリカバリールームに移って経過をみる場合があります。
状態が安定しましたら病室へご案内します。
出産後に空いているお部屋の中からお好みのお部屋をお選びいただきます。
入院状況によってはご希望に添えない場合がございますのでご了承ください。
お産後の過ごし方
いよいよ赤ちゃんとの生活の始まりです
産後0日目はゆっくりとお過ごしください。
夜間は赤ちゃんをお預かりします。
ご希望の方は母子同室、授乳を始めることも可能です。
産後1日目から基本的には「母子同室」ですので、赤ちゃんと一緒にお部屋でお過ごしいただきます。
ただし、お疲れのときなどはいつでも新生児室でお預かりいたします。
ゆっくりとご静養いただくことも大切です。
決して無理はなさらずに、リラックスしてお過ごしください。
帝王切開の方はお母さんの回復の程度をみながら進めていきます。
産後2~4日目に産後の生活でお母さんが困らないように授乳指導、沐浴指導、栄養指導、調乳指導をおこなっていきます。赤ちゃん誕生のお祝いの気持ちをこめてセレブレーションディナーとエステサービス、新生児写真撮影をおこないます。
出産データ
(2021年4月〜)
出産件数
1日平均3.1人の赤ちゃんが
誕生しています
(2021年4月〜10月実績)